2023-02-20 Mon
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夜にビブリオ・ロジの3回目のイベントが開催される。今回は観客側からも本を紹介して良いとの事だったので、いざ紹介しようと思った時にパッとフレーズが出てこないと困ると思ったので読み返していた。 やはり良い本。今日に紹介したい本だ。
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オフィスに出社後は先週から取り組んでいたタスクの本番作業へのリリース対応だった。
同じチームメンバーの方にも見守れながら無事にリリース作業が完了した。
終わってからはあっという間だったが、やはりちゃんとリリースできるのは嬉しい
「お昼からお好み焼きはどうなんだ...」という気持ちもあったが、これがめちゃくちゃ美味い。
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日替わりのお好み焼きを注文したが、チーズや、しめじが入っていて美味しかった、
また、店内も下町のお好み焼き屋さんという感じではなく、ヘラを使ったシャンデリアぽいお洒落な内装で、店内BGMもJAZZが流れていた。夜に来ても良さそう。 退勤後は阿佐ヶ谷に移動してビブリオ・ロジvol.3に参加。今回のテーマは「景色」という事で、皆さん素晴らしい選書とプレゼンでどれも読みたくなった。 ゲスト側の本の紹介が終わると主催者であるceroの高城昌平さんが「今日、お客さん側で本を紹介したい方いらっしゃいますか?」と声をかけていたので、服のジャケットに忍び込ませていた未知を放つを取り出して手を上げた。 「手を上げた」と書いていたが、お酒も入っていたので多分手が凄く震えていたと思う。
入り口の方で立ち見をしていたので前の方に移動して本を紹介する。
「景色」というテーマで未知を放つを紹介したが、タタール人の砂漠 のような幻想的で美しい山々や、小川のせせらぎの優しい水飛沫が聞こえてくるような風景描写はなく、しいねはるかさんの目線から切り取った「日常」が描かれている。 その中でも住んでいる部屋の大家さんのおじいちゃん、おばちゃんとのやり取りを書いた一節があり、そこの話がとにかく好きなんです...みたいなを紹介した。
お話の内容というのは、おじいちゃんが死んでしまって、取り残されたおばちゃんに「葬儀フェス」へ行っておいでと紹介される場面である。まず「葬儀フェス」というのも初耳なのだが、このおばあちゃん、とにかく元気で明るい!
死んでも葬儀には寿司の出前を取ってねと書いており、皆笑って見送って欲しいという想いが伝わって来る。
そんなおばあちゃんに「葬儀フェス」を紹介された、しいねはるかさん。
実際、そこに行ってみると10%OFFの棺があったり、マジックショーやくじ引きなどがあり、本当にお祭りのような様子だった。そして「葬儀フェス」から帰ってきたおばあちゃんと何気ない会話をするのだが、その会話の中で出てきた、この一文が自分の中でとても刺さった。
おばあちゃんにとって死は、生きることと地続きのところにあるようだ。
この1フレーズ、この言葉に、頭をハンマーで殴られたような衝撃というか、感動があり、「死」というのは生きている今の線路とは別の線路ではなく、実は途中駅であり通過点だと捉えて、自分にとっての「死」に対する景色が変わりました...という紹介をした。
「紹介をした」と今書いているが、今は頭で整理が出来ているのでこうやって説明ができているが当日はもっと主観的だった気がする...。
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終わってから更にアルコールを追加した後、イスに座りながら休憩していると高城昌平 さんが横にきてくださり、少しお話をした。とても不思議な時間だった。 何百回もceroの「Summer Soul」や「街の報せ」を聞いていて、何度かライブも見に行ってきて自分の横に尊敬していたアーティストが座り、間近でお話をするというのがあまりに現実味を帯びてなく、ふわふわとしていた。 変なファン感を出すと嫌だと想い、とにかく本の感想と、イベント開催の感謝と、アルバム制作について応援して、早々にお店を出た。本当はもっとお話したい事もあったが、お話をするよりも今はとにかく「街の報せ」を聞きたかったんだと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=MmcTyNrrvh0&ab_channel=KAKUBARHYTHM
晴れた夜 嵐が湊に来るように
みんな寝静まったならドアを開けて出て行くよ
どこか 今宵
君らも年を取り いつかはいなくなるけど
きっと誰にも知られない 愛おしい一人の夜があるよ
改めて素晴らしい夜でした。
忘れられない、夜になりました。
ありがとうございました。